キハ27 22



1961年11月4日東急車両製の2次車で、昭和36年度本予算(残)で池田機関区に新製配置された。同一ロット20〜22のうち、当車のみが池田へ配置された。池田では急行「狩勝」付属編成で使用された。1965年には運用の都合で釧路へ転属し、引き続き急行「狩勝」の他、急行「しれとこ」「ノサップ」等で使用された。急行削減の始まった「55‐10改正」以降は根室本線・釧網本線の普通列車でも活躍したが、急行の減車やローカル線の廃止により余剰となり、1985年10月28日付で廃車となった。

前面は、釧路工場で前面補強されている。ワイパーは、WP50に改造されており、正面窓下の手すりは運転席側のみ短くなっているのは釧路の特徴である。デフロスタは北海道標準で左右両側に取り付けられている。当車は温水加温式ジャンパ受栓を装備している。放送ジャンパ受栓は、ステップ下部に更にステップ一体型の受座が設けられ、そこに設置されている。タイフォンカバーは、原形のシャッター式カバーである。テールライトは外ばめ式に改造されている。
側面は、乗降扉は原形の戸当たりレール2本のドアが付いている。運転室側窓にはバランサー点検蓋が追設されている。
屋根上は、ほぼ原形のままである。
床下は、水タンクがモデルチェンジ車に準じたFRP製のものに交換されている。


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