キハ27 45



1962年9月29日帝国車両製の4次車で、昭和37年度本予算で苗穂機関区に新製配置された。同一ロット44〜47全車が苗穂へ配置された。苗穂では道内全域の急行で長く活躍した。需給の関係で1967年度に札幌へ転属するが、1968年度には苗穂へ戻っている。苗穂では国鉄末期まで急行用として活躍したが、「59-2改正」で道内気動車急行の減車が行われると余剰となり、1984年3月5日付で廃車となった。

当車は前面補強前の1980年頃の形態しか判明していない。その後前面補強されたかどうかは不明である。
前面は、前面補強されていない。ワイパーは、WP50に改造されており、正面窓下の手すりは運転席側のみ短い手すりに改造された、苗穂工場初期の形態である。デフロスタは北海道標準で左右両側に取り付けられている。当車は温水暖房付きの制御用ジャンパ受栓を取り付けている。放送ジャンパ受栓は、ステップ下部へ台座付きで設置されている。タイフォンカバーは、原形のシャッター式カバーである。テールライトは原形の内ばめ式である。正面窓上の通風口は左右とも残存している。
側面はほぼ原形のままであり、原形の戸当たりレール2本のドアが付いている。
屋根上は、ほぼ原形のままである。
床下はほぼ原形である。


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