キハ27 51



1962年10月8日帝国車両製の4次車で、昭和37年度本予算で苗穂機関区に新製配置された。同一ロット48〜51全車が苗穂へ配置された。苗穂では道内全域の急行で長く活躍した。苗穂では国鉄末期まで急行用として活躍し急行の廃止後は主に普通列車で使用されるようになりそのままJR北海道に継承された。JR化後も波動用や函館本線・札沼線の普通列車で活躍したが、1988年11月の札幌駅高架化に伴うダイヤ改正で721系電車が投入され気動車普通列車の電車化が行われ当車は余剰となり、1988年11月30日付で廃車となった。

前面は、苗穂工場で前面補強されている。ワイパーは、WP50に改造されており、正面窓下の手すりは左右ともに短い手すりに改造された、苗穂工場標準の形態である。デフロスタは北海道標準で左右両側に取り付けられている。当車は温水暖房付きの制御用ジャンパ受栓を取り付けている。放送ジャンパ受栓は、ステップ下部へ設置されている。タイフォンカバーは、原形のシャッター式カバーである。テールライトは原形の内ばめ式である。正面窓上の通風口は左右とも残存している。
側面はほぼ原形のままであり、原形の戸当たりレール2本のドアが付いている。便所側面には、汚物処理装置の点検蓋が取り付けられている。当車は乗務員室扉にタブレット保護用の鉄板が残っている。
屋根上は、ほぼ原形のままである。
床下はほぼ原形であるが、後位側に汚物処理装置が取り付けられている。


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