キハ27 56



1962年10月24日帝国車両製の4次車で、昭和37年度本予算で苗穂機関区に新製配置された。同一ロットは当車のみである。苗穂では道内全域の急行で長く活躍した。苗穂では国鉄末期まで急行用として活躍したが、「59-2改正」で道内気動車急行の減車が行われると余剰となり、1984年8月31日付で廃車となった。

前面は、苗穂工場で前面補強されている。ワイパーは、WP50に改造されており、正面窓下の手すりは左右ともに短い手すりに改造された、苗穂工場標準の形態である。デフロスタは北海道標準で左右両側に取り付けられている。当車は温水暖房付きの制御用ジャンパ受栓を取り付けていない。放送ジャンパ受栓は設けられておらず、ケーブルは標識灯掛けに引っ掛けられているケースが多かった。タイフォンカバーは、原形のシャッター式カバーである。テールライトは原形の内ばめ式である。正面窓上の通風口は左右とも残存している。
側面はほぼ原形のままであり、原形の戸当たりレール2本のドアが付いている。
屋根上は、ほぼ原形のままである。
床下はほぼ原形である。


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