キハ27 126



1967年4月26日日本車輛製の7-2次車で、昭和41年度第1次債務で苗穂機関区に新製配置された。同一ロット125〜127のうち、当車のみが苗穂へ配置された。苗穂では道内全域の急行で長く使用されたが、国鉄末期の急行削減により次第に普通列車に使用されるようになり、そのままJR北海道へ継承された。JR化後は主に普通列車や波動輸送で活躍したが、波動輸送の特急化や架線下気動車普通列車の電車化が進み、1991年4月10日付で廃車となった。

前面は、前面補強されていない。ワイパーは、WP50に改造されているが正面窓下の手すりは原形のままである。デフロスタは北海道標準で左右両側に取り付けられている。7-2次車は電熱ヒーター入りの制御用ジャンパ受栓を取り付けている。放送ジャンパ受栓は、タイフォン横ステップ下部に設置されている。タイフォンカバーは、原形のシャッター式カバーである。テールライトは新製時より外ばめ式である。7-2次車は新製時より標識灯掛けが台座無しとなっている。正面窓上の通風口は左右とも残存している。
側面は、乗降扉は原形のままドアレールが2本あるが下部隅の丸窓が埋められなくなっている。側面のサボ挿しは確認できる資料では原形の位置のままで、車体中央部窓間下部へ移設されたかどうかは不明である。便所側面には、汚物処理装置の点検蓋が取り付けられている。当7-2次車は新製時より便所窓が横長の長方形となっている。キハ27の7-2次車はキハ27平窓車では唯一の日本車輌製で、北海道型ながら側窓の赤帯の太さが本州型と同じになっており、極めて異端グループである。
屋根上は、ほぼ原形のままであるが、7-2次車はデッキ上にも通風器が設けられている。キハ27の6-6次車では通風器の配置が左右逆になっていたが、7-2次車では元に戻っている。
床下はほぼ原形であるが、後位側に汚物処理装置が取り付けられている。


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