キハ28 13 → キハ28 2013



1961年6月23日東急車両製の1-2次車で、昭和36年度本予算(内示)で竹下気動車区に新製配置された。同一ロット11〜13のうち、当車のみ竹下へ配置された。キハ28の1-2次車はこの3両のみである。竹下ではキハ26に混じり九州各地の急行で活躍を開始した。1967年には長崎へ転じたものの1968年にはヨンサントオ改正での運用変更で捻出され1968年10月6日付で福知山に転属した。福知山では急行「丹後」「丹波」等で活躍し、1974年2月3日付で冷房化及び4VK発電ユニット搭載改造が行われ、2013へ改番された。その後も福知山で丹波・丹後地区の急行で使用され、1985年3月改正で「きのくに」廃止により状態の良い車が和歌山から転入後も引き続き使用されたが、1986年11月改正で福知山線電化により急行「丹波」廃止により余剰となり、1987年2月6日日付で廃車となった。

前面は、福知山時代に後藤工場タイプの前面補強が施工されている。ワイパーはWP35のままであるが運転台側正面窓下手すりは前面補強時に後藤工場標準のやや短い手すりに交換されている。制御ジャンパ受栓及びステップの位置は、後藤工場標準の位置にある。放送ジャンパ受栓は、福知山・豊岡地区特徴の、タイフォンの上部付近へ移設されている。タイフォンカバーはスリット式のままである。テールライトは、原形の内ばめ式のままである。
側面は、3位側側面に4VK発電セットの吸気口が設置されている。
屋根上は、一般的な冷房車の形態で特筆すべき点はない。
床下では、1位側乗務員室床下に発電動機箱が設置されている。2000番台であり後位側に4VK発電セットを取り付けている。また当車は水タンクがモデルチェンジ車が新製時に付けていたFRP製のものと同等のものに交換されているのが珍しい。


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