キハ28 51 → キハ28 2051



1962年12月20日東急車両製の2次車で、昭和36年度本予算(残)で千葉気動車区に新製配置された。同一ロット51〜54全車が千葉へ配置された。新製直後の1962年度中には千葉管内の勝浦へ移動し、主に外房線の急行で使用された。1972年7月のダイヤ改正では外房線・内房線の電化が完成し勝浦区の気動車配置は廃止され、1972年8月24日付で高松へ転属した。なお、この転属に際し1972年8月22日付で冷房化及び4VK冷房発電ユニットの取り付けを行いキハ28 2051へ改番されている。高松では四国全域の急行で活躍したが1972年の10月改正で四国へ気動車特急が新設されるのに伴い高松運転所が手狭になったことから高徳本線系統の急行は徳島担当となりキハ58若番車及びキハ28の大半が転ずることになり、当車も同改正で徳島へ移動した。以降急行「阿波」「むろと」「よしの川」等で使用されたが、「60-3改正」時の減車で余剰となり、1985年3月15日付で廃車となった。

前面は、多度津工場で四国タイプの前面補強が施工されている。ワイパーは原形のWP35のままであり、正面窓下の手すりも原形のままである。制御用KE53ジャンパ受栓の位置等も、四国標準の形態。放送用ジャンパ受栓はタイフォン横に設置されているが、当車はその上の足掛けが位置が高い。タイフォンカバーは、原形のスリット状のままである。テールライトは原形の内ばめ式のままである。当車は千葉配置時代の名残で千葉ヘッドマークステイを貫通扉に残している。
側面はほぼ原形であるが、3位側側面に4VK発電セットの吸気口が設置されている。
屋根上は、標準的な冷房車の形態で特筆すべき点はない。
床下は、後位側に4VK発電セットが搭載されている。


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