キハ28 53 → キハ28 2053



1962年12月20日東急車両製の2次車で、昭和36年度本予算(残)で千葉気動車区に新製配置された。同一ロット51〜54全車が千葉へ配置された。千葉では房総地区全域の急行で使用されたが、1969年7月の内房線千倉電化で捻出され、1969年9月26日付で福知山へ転属した。福知山では急行「丹波」「丹後」をはじめ、舞鶴線・小浜線・宮津線の急行でも使用された。そして1972年7月1日付で冷房化及び4VK電源装置取り付けを行い2053へ改番された。その後も福知山では急行「丹波」「丹後」で活躍したが、「60-3改正」で和歌山から状態の良いキハ58系が大量に転入すると余剰となり、1985年6月10日付で廃車となった。

前面は、福知山時代に後藤工場タイプの前面補強が施工されている。ワイパーはWP50へ更新され、運転台側正面窓下手すりは後藤工場標準のやや短い手すりに交換されている。制御ジャンパ受栓及びステップの位置は、後藤工場標準の位置にある。放送ジャンパ受栓は、福知山・豊岡地区特徴の、タイフォンの上部付近へ移設されている。タイフォンカバーはスリット式のままである。テールライトは、原形の内ばめ式のままである。
側面は、3位側側面に4VK発電セットの吸気口が設置されている。千葉標準形態の運転席側窓バランサー点検蓋が追設されている。
屋根上は、一般的な冷房車の形態で特筆すべき点はない。
床下では、4位側デッキ床下に発電動機箱が設置されている。2000番台であり後位側に4VK発電セットを取り付けている。


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