キハ28 57 → キハ28 2057



1962年1月17日東急車両製の2次車で、昭和36年度本予算(残)で小郡機関区に新製配置された。同一ロット55〜58のうち、55〜57が小郡へ配置された。小郡では山陽本線の準急「周防」及び九州へ向かう準急「あきよし」で運用を開始した。小郡では長く活躍し、山陽本線の電化後は主に山陰西部〜九州の急行「あきよし」で活躍した。1971年7月31日付で冷房化及び4VK電源装置取り付けを行い2057へ改番され、引き続き国鉄末期まで小郡で使用された。晩年は急行「あきよし」の他、老朽化したキハ26やキハ20系に代わり山口線・山陰本線の普通列車でも使用されるようになった。しかし国鉄末期の1986年11月改正で余剰となり1987年2月2日付で廃車となった。

前面は、広島時代に前面補強が施工されている。ワイパーは原形のWP35のままであり運転室窓下の手すり位置も原形のままである。制御用KE53ジャンパ受栓の位置は、タイフォン下部で寄り添う位置に設置されている。放送ジャンパ受栓は、タイフォン横に足掛け下に設置されている。タイフォンカバーはスリット式のままである。テールライトは、原形の内ばめ式のままである。
側面はほぼ原形のままであるが、3位側側面に4VK発電セットの吸気口が設置されている。広島地区の特徴として側面ほぼ中央部窓下にサボ差しが追設されている。
屋根上は、一般的な冷房車の形態で特筆すべき点はない。
床下では、4位側デッキ床下に発電動機箱が設置されている。2000番台であり後位側に4VK発電セットを取り付けている。


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