キハ28 139 → キハ28 2139



1962年8月23日東急車両製の4次車で、昭和37年度本予算で水戸機関区に新製配置された。同一ロット138〜141のうち、138・139のみ水戸へ配置された。水戸では常磐線の急行「ときわ」の他、水郡線へ直通する「奥久慈」、磐越東線経由の「いわき」等で活躍した。1974年2月7日付で冷房化及び4VK電源装置取り付けを行い2139へ改番されている。水戸では国鉄末期まで長く活躍し、前記急行が廃止の後は水郡線の普通列車や臨時急行で活躍した。しかし国鉄最後の「61-11改正」では臨時急行の減少等から不幸にも当車はJR継承対象とならず、1987年2月6日付で廃車となった。

前面は、前面補強されていない。ワイパーは原形のWP35のままであり、正面窓下の手すりも原形のままである。制御用ジャンパ受栓は、タイフォン下部に寄り添う位置に設置されている。放送ジャンパ受栓は、後期車に準じステップ一体型に改造されている。テールライトは原形の内ばめ式のままである。タイフォンカバーは原形のスリット式である。
側面では、3位側側面に4VK発電セットの吸気口が設置されている。当車は乗務員室窓バランサー点検蓋が後年設けられ、蓋がボルトで止められている。
屋根上は、常磐無線を取り付けており、クーラーの配置も常磐無線対応の位置となっており間隔が均等でない。
床下では、後位側に4VK冷房発電ユニットを装備している。スノープロウは複線用を取り付けている。4次車までの初期車に搭載されている発電動機箱は、1位側助手席床下へ設置されている。


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