キハ28 161 → キハ28 2161



1963年1月23日東急車両製の4次車で、昭和37年度民有債で名古屋第一機関区に新製配置された。同一ロット161〜164全車が名古屋へ配置された。名古屋では急行「紀州」「のりくら」「きそ」等、名古屋を起点とする急行で幅広く活躍した。なお当車は1968年の夏期に旭川へ一時的に転属している。その後1974年4月16日付で冷房化及び4VK冷房電源取り付けを行い、キハ28 2161へ改番された。冷房化後も引き続き名古屋で長く活躍したが、1976年に名古屋と美濃太田の間で車両交換があり、当車は美濃太田に転属した。美濃太田区では引き続き急行「のりくら」で活躍したが、国鉄末期の「61-11改正」で急行運用が名古屋に集約された際に余剰となり、JRへ継承されず1987年2月9日付で廃車になった。

前面は、名古屋時代に名古屋工場で前面補強が施工されている。ワイパーはWP35のままであり、運転室窓下の手すりも原形のままである。制御ジャンパ受栓はタイフォン下部で左右離れた位置へ設置されている。放送ジャンパ受栓は、ステップ下部に台座付きで設置されている。タイフォンカバーはシャッター式に改造されている。テールライトは、外ばめ式に改造されている。
側面はおおむね原形である。3位側側面に4VK発電セットの吸気口が設置されている。
屋根上は標準的な冷房車の形態で特筆すべき点は無い。
床下は、4次車までの初期車に搭載されている発電動機箱は4位側デッキ下に移設されている。後位側に4VK発電セットが取り付けられている。


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