キハ28 181



1963年4月1日東急車両製の4次車で、昭和37年度第1次債務で盛岡機関区に新製配置された。同一ロット180〜183のうち、181・182が盛岡に配置された。盛岡では急行「陸中」を中心に活躍したが、同時期の東北地区では電化による受け持ち区の変更や増備に伴う車両交換のため転属が非常に多く、1963年度中に青森へ、1964年度で再び盛岡へ、1967年度で秋田へ転属した。秋田では長く活躍し、急行「しらゆき」「おが」を中心に国鉄末期まで使用され、東北新幹線開業に伴う「57-11改正」では急行の削減により大幅な車両転配が行われる当車は引き続き秋田に残留し、主に普通列車で活躍するようになった。国鉄末期には需給の関係及び車両交換により転属が続き、1984年2月1日付で山形へ、1986年3月3日付で秋田へ、そして「61-11改正」で山形へ転属した。そしてそのままJR東日本へ継承された。JR化後は山形配置で奥羽本線・左沢線・陸羽西線を中心に普通列車で使用された。その後は1990年より始まったキハ110系投入による車両転配や、左沢線のワンマン化・ロングシート化・短編成化により捻出され余剰となった。しかし当車は水郡線の冷房車を他区へ転出させるため1991年3月23日付で常陸大子へ転出し、冷房キハ58系に代わり水郡線の普通列車で活躍するようになった。しかしこの措置はキハ110系投入までの「つなぎ」に過ぎず、1992年3月改正で水郡線にキハ110系が投入されると余剰となり、1992年7月1日付で廃車となった。

前面は、前面補強が施工されていない。ワイパーは原形のWP35のままであり、運転室窓下の手すりも原形のままである。正面窓上の水切り・通風口は原形のままである。放送用ジャンパ線受は、秋田地区標準位置の、テールライトの左上付近に移設されている。テールライトは原形の内ばめ式のままである。タイフォンはシャッター式に改造されている。
側面はほぼ原形のままであるが、国鉄秋田時代に汚物処理装置を取り付けていたため、側面に点検蓋が設けられている。
屋根上は、原形のままである。。
床下機器は、ほぼ原形のままである。スノープロウは単線用を取り付けている。


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