キハ28 187 → キハ28 2187



1963年4月10日東急車両製の4次車で、昭和37年度第1次債務で小郡機関区に新製配置された。同一ロット184〜187のうち、当車のみ小郡へ配置された。小郡では山陽本線の準急「周防」及び九州へ向かう準急「あきよし」で運用を開始した。小郡では長く活躍し、山陽本線の電化後は主に山陰西部〜九州の急行「あきよし」で活躍した。1970年6月15日付で冷房化及び4VK電源装置取り付けを行い2187へ改番され、引き続き国鉄末期まで小郡で使用された。しかし詳細は不明であるが1984年に災害に巻き込まれ、キハ58 134・177と共に1984年12月10日付で廃車となった。

前前面は、小郡時代に幡生工場で前面補強が施工されている。ワイパーは強化型のWP50へ改造され、それに伴い運転席窓下の手すりが若干下に移動している。放送用ジャンパ受栓はタイフォン横に台座付きで設置されているが、ステップは設置されていない。タイフォンカバーは原形のスリット状カバーである。テールライトは原形の内ばめ式のままである。
側面は、3位側側面に4VK発電セットの吸気口が設置されている。
屋根上は、クーラーが角型のAU13になっているのが珍しい。
床下機器は、4VK搭載車の標準形態である。水タンクは原形の鋼製タンクのままである。4次車までの初期車に搭載されている発電動機箱は、4位側デッキ床下へ設置されている。後位側に4VK発電セットが取り付けられている。


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