キハ28 305 → キハ28 2305



1963年10月8日新潟鐵工製の5-2次車で、昭和38年度民有債で広島機関区に新製配置された。同一ロット304〜307全車が広島へ配置された。広島では主に九州直通急行「青島」で使用され、九州方面への幹線急行であることからキハ58系では初期の1969年12月24日付で冷房化及び4VK電源装置取り付けでを行い2305へ改番された。1975年には山陽新幹線開業で急行「青島」は廃止されるが、引き続き広島運転所に残留し主に芸備線系統の急行に使用された。国鉄末期の「61-11改正」では芸備線急行の短編成化及び向日町からの転入車により余剰となり、1986年11月度に小郡へ転出し若番車を置き換えて急行「さんべ」「ながと」で活躍するようになり、そのままJRに継承された。JR化後の小郡では塗装を変えながら急行に使用され、まず1990年5月23日付で赤色ベースの広島急行色Tに、1992年11月30日に緑ベースの広島急行色Uに変更された。その後1997年には急行「さんべ」が廃止され、当車を含む急行用車は黄色ベースの「広島普通色」へ変更され普通列車で使用された。途中1995年10月1日には組織改正で山口鉄道部となったが運用は変わらない。しかし1990年代後半降各地からキハ40系が転入し、当車は老朽化のため2000年2月1日付で廃車となった。

前面は、広島で前面補強が施工されている。ワイパーは強化型のWP50へ更新されており、それに伴い運転席窓下の手すりが若干下がっている。制御ジャンパ受栓は、タイフォン下部に寄り添う位置へ移設されている。放送ジャンパ受栓は、関西地区で良く見られるタイフォンとテールライトの間に移設されている。タイフォンカバーは、原形のスリット式カバーである。テールライトは原形の内ばめ式のままである。正面窓上の通風口・水切りともに残っている。
側面では、乗降ドア隅の丸穴が完全になくなっている。その他は概ね原形を保っているが、広島地区の特徴として側面ほぼ中央部窓下にサボ差しが追設されている。また、汚物処理タンクが設置されているので、便所部側面に点検蓋のようなものが設けられている。3位側側面に、4VK発電セット用の吸気口が設置されている。
屋根上はすべての通風器が交換され、断面五角形の箱型通風器となっている。これはJR西日本では広島支社に多い特徴である。
床下は、4VK冷房電源装置を取り付けたキハ28の標準形態である。水タンクが新型のFRP製のものに交換されている。後位側では、循環式汚物処理タンクが設置されている。


キハ58イラストのページへ戻る

キハ58系のページへ戻る

ホームへ戻る