キハ28 357



1964年6月29日帝国車両製の6-3次車で、昭和39年度民有債で盛岡機関区に新製配置された。同一ロット357・358両車とも盛岡へ配置された。盛岡では急行「陸中」等、東北北部の幹線急行で活躍した。東北では車両増備や電化進展による転配が多く、1964年度中に郡山へ転属している。郡山では急行「いいで」「いなわしろ」等、東北南部の急行で国鉄末期まで長く活躍した。東北新幹線開業に伴う「57-11改正」では急行の大幅削減が行われたが、郡山のキハ58系は引き続きキハ55系を置き換え磐越西線・東線、只見線、会津線で普通列車で活躍した。国鉄最後の「61-11改正」では需給の関係から1986年10月25日付で山形へ転属し、そのままJR東日本へ継承された。JR化後は山形配置で奥羽本線・米坂線・左沢線・陸羽東線・西線などで活躍した。その後は1990年より始まったキハ110系投入による車両転配や、左沢線のワンマン化・ロングシート化・短編成化により捻出され余剰となり、1990年7月13日付で廃車となった。

前面は、郡山工場で前面補強が施工されている。ワイパーWP50へ更新されており、それに伴い正面窓下の手すりが下がっており、郡山工場・盛岡工場で良く見られる形態となっている。正面窓上の水切り・通風口は原形のままである。放送用ジャンパ線受は、原形のステップ一体型である。テールライトは原形の内ばめ式のままである。タイフォンは新製時よりシャッター式となっている。
側面は、ほぼ原形である。
屋根上は、ほぼ原形である。
床下機器は、ほぼ原形のままである。スノープロウは複線用を取り付けている。


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