キハ28 358



1964年6月29日帝国車両製の6-3次車で、昭和39年度民有債で盛岡機関区に新製配置された。同一ロット357・358両車とも盛岡へ配置された。盛岡では急行「陸中」等、東北北部の幹線急行で活躍した。東北では車輛増備や電化進展による転配が多く、1964年度中に郡山へ転属している。郡山では急行「いいで」「いなわしろ」等、東北南部の急行で国鉄末期まで長く活躍した。東北新幹線開業に伴う「57-11改正」では急行の大幅削減が行われたが、郡山のキハ58系は引き続きキハ55系を置き換え磐越西線・東線、只見線、会津線で普通列車で活躍し、そのままJR東日本へ継承された。JR化後も引き続き郡山で活躍したが、1989年9月22日付でキハ22を置き換えるべく弘前へ転属した。弘前では快速「深浦」「岩木」を中心に主に五能線の普通列車で活躍したが、1990年より始まったキハ110系投入による車両転配により余剰となり、1992年7月1日付で廃車となった。

前面は、前面補強が施工されていない。ワイパーは原形のWP35のままであり、運転室窓下の手すりも原形のままである。正面窓上の水切り・通風口は原形のままである。放送用ジャンパ線受は、原形のステップ一体型である。テールライトは原形の内ばめ式のままである。タイフォンは新製時よりシャッター式となっている。
側面は、ほぼ原形である。
屋根上は、ほぼ原形である。
床下機器は、ほぼ原形のままである。スノープロウは複線用を取り付けている。


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