キハ28 378



1964年12月3日富士重工製の6-3次車で、昭和39年度第2次民有で水戸機関区に新製配置された。同一ロット378〜381全車が水戸へ配置された。水戸では当時当ロットを含む378〜384の7両が一挙に新製されており、急行「ときわ」を中心に常磐線の急行で活躍した。その後同ロットの仲間は冷房化されたにも関わらず当車は不幸にも非冷房車のまま残った。急行「ときわ」は東北方面の急行が大幅削減された「57-11改正」後も引き続き残存したが、「60-3改正」で特急格上げされ廃止された。急行が廃止の後は水郡線の普通列車や臨時急行で活躍したが、国鉄最後の「61-11改正」では臨時急行の減少等から非冷房の当車はJR継承対象とならず、1987年2月6日付で廃車となった。

前面は、前面補強されていない。ワイパーは原形のWP35のままであり、正面窓下の手すりも原形のままである。放送用ジャンパ受栓はステップ一体型となっている。テールライトは原形の内ばめ式のままである。タイフォンカバーは原形のシャッター付きである。デフロスタは水戸地区特有の、取付金具が左右にあるタイプである。
側面はほぼ原形である。
屋根上はほぼ原形であるが、常磐無線を取り付けている。
床下もほぼ原形であるが、複線用スノープロウを取り付けている。


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