キハ28 399



1965年5月27日新潟鉄工製の6-4次車で、昭和39年度第3次債務で新潟運転所に新製配置された。同一ロット398〜401のうち当車のみが新潟へ配置された。新潟へは夏季山岳輸送用の仮配置で、夏季輸送終了後の1965年9月24日付で盛岡へ正式配置されている。盛岡では急行「陸中」等で長く活躍し、地域内転配の多かった東北地区では珍しく転属なく盛岡で活躍した。国鉄末期の「57-11改正」で急行が大幅に削減された際に余剰となり、1982年11月23日付で一ノ関へ転属し、キハ55系に代わり大船渡線・北上線の普通列車で活躍するようになった。しかし国鉄末期のダイヤ改正による合理化で所要数が削減されると余剰となり、6-4次車と中期車ながらJRへ継承されず1987年2月5日付で廃車となった。

前面は、前面補強が施工されていない。ワイパーは強化型のWP50に交換されており、それを避けるよう運転室窓下の手すり位置が大きく下がっているのは盛岡地区の特徴である。放送用ジャンパ受栓は盛岡地区標準の、ステップ上部へ移設されている。テールライトは内ばめ式のままである。タイフォンは新製時よりシャッター式となっている。正面窓上の小手すりに、盛岡・函館地区標準の警戒表示板がついている。
側面は、ほぼ原形である。
屋根上は、ほぼ原形である。
床下は、ほぼ原形であるが単線用スノープロウを取り付けている。


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