キハ28 402



1965年6月4日新潟鉄工製の6-4次車で、昭和39年度第3次債務で秋田機関区に新製配置された。同一ロット402〜405のうち当車のみが秋田へ配置された。兄弟の403・404は夏季輸送で千葉へ配置された後に秋田へ移動しているが、当車は新製時より秋田配置である。秋田では急行「しらゆき」「おが」をはじめ、支線区の急行で長く活躍した。東北新幹線開業に伴う「57-11改正」で急行が大幅に削減された後も引き続き秋田に留まり、非冷房であることから主に秋田周辺の普通列車で運用された。国鉄末期には需給の関係及び車両交換により転属が続き、1984年2月1日付で山形へ転属したが、1986年3月3日付で秋田へ戻り、そのままJR東日本へ継承された。JR化後も引き続き秋田で使用され、主に奥羽本線・男鹿線・田沢湖線の普通列車で活躍した。しかし1990年より始まったキハ110系投入による車両転配により余剰となり、1992年7月1日付で廃車となった。

前面は、秋田時代に土崎工場で前面補強が施工されている。ワイパーは原形のWP35のままであり、運転室窓下の手すりも原形のままである。正面窓上の水切り・通風口は原形のままである。放送用ジャンパ線受は、秋田地区標準位置の、テールライトの左上付近に移設されている。テールライトは原形の内ばめ式のままである。タイフォンは新製時よりシャッター式となっている。
側面はほぼ原形である。当車は秋田時代に汚物処理装置の取り付けが行われ側面に点検蓋が設けられている。
屋根上は、ほぼ原形である。
床下はほぼ原形であり、スノープロウは単線用を取り付けている。当車は汚物処理装置を取り付けていたが、後に撤去され復旧されている。


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