キハ28 405



1965年6月4日新潟鉄工製の6-4次車で、昭和39年度第3次債務で水戸機関区に新製配置された。同一ロット402〜405のうち当車のみが水戸へ配置された。水戸では常磐線の急行「ときわ」「奥久慈」で主に使用された。同急行は1970年より冷房化されることになったが、当車は最期まで冷房取り付けは行われなかった。国鉄時代末期まで急行「ときわ」「奥久慈」の他、「いわき」「いいで」でも使用された。国鉄末期の「60-3改正」では常磐線の急行が全廃され水戸区の急行運用は無くなるが、主に水郡線の普通列車及び波動用として活躍した。国鉄最後の「61-11改正」では臨時急行の減少等から水戸のキハ28が老朽キハ25の置き換えに回ることとなり、1986年11月に真岡へ転属しそのままJR東日本へ継承された。JR化後は真岡配置で真岡線の他朝夕は水戸線にも乗り入れた。しかし1988年4月1日には真岡線は第三セクターに移管されることとなり、これに先立つ1988年3月改正では水戸線直通運用がなくなり、その関係で1988年3月13日付で水戸へ戻った。しかし戻った水戸では非冷房であることから保留車となり活躍は少なく、1989年11月27日付で廃車となった。

前面はほぼ原形を残しておりJR化後では珍しい。前面補強は施工されていない。ワイパーは原形のWP35のままであり、正面窓下の手すりも原形のままである。正面窓上の水切り・通風口は原形のまま残存している。放送用ジャンパ線受は、原形のステップ一体型となっている。テールライトは原形の内ばめ式のままである。タイフォンは新製時よりシャッター式となっている。
側面もほぼ原形である。
屋根上は、ほぼ原形である。
床下もほぼ原形である。スノープロウは取り付けていない。油タンク・水タンクともに原形である。


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