キハ28 423



1965年10月27日日本車輌製の6-5次車で、昭和40年度第1次民有で小牛田機関区に新製配置された。同一ロット421〜424のうち422〜424が小牛田へ配置された。小牛田では東北本線北部の急行「たざわ」「陸中」「千秋」等で活躍した。この状態は国鉄末期まで長く続き、「57-11改正」で急行が廃止されると、東北本線、石巻線、陸羽東線の普通列車で使用されるようになった。その後国鉄最後の「61-11改正」では東北本線内の普通列車の電車化が進み気動車は余剰となり、当車は1986年10月27日付で秋田へ転属し、そのままJR東日本へ継承された。秋田では主に奥羽本線・男鹿線の普通列車で活躍した。1990年より始まったキハ110系投入による車両転配で早くも余剰となるが、当車は水郡線の冷房車を他区へ転出させるため1990年3月27日付で常陸大子へ転出し、冷房キハ58系に代わり水郡線の普通列車で活躍するようになった。しかしこの措置はキハ110系投入までの「つなぎ」に過ぎず、1992年3月改正で水郡線にキハ110系が投入されると余剰となり、1992年6月1日付で廃車となった。

前面は、郡山工場で前面補強が施工されている。ワイパーWP50へ更新されており、それに伴い正面窓下の手すりが下がっており、郡山工場・盛岡工場で良く見られる形態となっている。放送用ジャンパ線受は、秋田地区で良く見られる、テールライトの左下付近に移設されている。タイフォンカバーは、原形のシャッター式となっている。テールライトは原形の内ばめ式のままである。正面窓上の水切り・通風口は原形のままである。
側面はほぼ原形であるが、400番台以降の乗降扉下部の丸窓は、鉄板で塞がれている。
屋根上はほぼ原形のままである。
床下もほぼ原形のままであり、スノープロウは複線用を装備している。


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