キハ28 441 → キハ28 2441



1966年4月9日日本車輌製の6-6次車で、昭和40年度第1次債務で福知山機関区に新製配置された。同一ロット441〜445のうち、当車のみが福知山へ配置されている。福知山では急行「丹後」「丹波」で使用開始し、1970年6月13日付で冷房化及び4VK冷房電源取り付けを行い、キハ28 2441へ改番された。引き続き福知山で長く使用された。国鉄最後の「61-11改正」で福知山線電化により急行「丹波」は廃止されたが、引き続き急行「丹後」用として残り、そのままJR西日本へ継承された。JR化後も用途は変わらず、急行「丹後」で長く活躍したが、最期は1996年3月のダイヤ改正で山陰本線福知山までの電化が完成すると急行「丹後」は全廃され、1997年7月8日付で廃車となった。廃車後はタイへ譲渡された。当車は新製から廃車まで福知山を離れなかった。

前面は、福知山時代に後藤工場標準形態の前面補強が施工されている。ワイパーはWP50へ更新され、運転台側正面窓下手すりは後藤工場標準のやや短い手すりに交換された後藤工場標準スタイル。制御ジャンパ受栓及びステップの位置は、後藤工場標準の位置にある。放送ジャンパ受栓は、福知山・豊岡地区特徴の、タイフォンの上部付近へ移設されている。タイフォンカバーはシャッター式のままである。テールライトは新製時より外ばめ式である。正面窓上の通風口は撤去されたが、水切りは残存している。
側面はほぼ原形であるが、3位側側面に、4VK発電セット用の吸気口が設置されている。
屋根上は、標準的な冷房車の形態で特筆すべき点はない。
床下は、4VK冷房発電ユニットが設置されている。水タンクは新型のFRP製のものに交換されている。


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