キハ28 454



1966年5月25日新潟鐵工製の7-1次車で、昭和40年度第2次債務で苗穂機関区に新製配置された。同一ロット454・455では454が苗穂に、455が釧路に配置された。北海道へは夏季輸送のための仮配置であり、夏季輸送終了後は両車とも尻内(八戸)へ配置された。尻内では、八戸線から東北本線・奥羽本線の急行「なつどまり」「深浦」等に使用された。以降長く八戸で過ごし、国鉄末期の急行列車削減後も八戸線・大湊線の快速に使用された。しかし「59-2改正」で快速の減車が行われると1エンジンのキハ28は真っ先に編成から外され余剰となるが、老朽キハ22の置き換えのため1984年4月9日付で一ノ関へ転属した。一ノ関では北上線・大船渡線の普通列車で使用されたが、国鉄最後の「61-11改正」で小牛田よりキハ45が転入したことからキハ28の一部は余剰となり、当車は1986年10月27日付で秋田へ転属した。そしてそのままJR東日本に継承された。JR化後は、奥羽本線・男鹿線・田沢湖線の普通列車で主に使用されたが、1990年よりキハ110系投入による車両転配が行われると余剰となり、1990年7月13日付で廃車となった。

前面は、八戸時代に盛岡工場で前面補強されている。ワイパーは強化型のWP50に交換されており、それを避けるよう運転室窓下の手すり位置が大きく下がっているのは盛岡地区の特徴である。正面窓上の通風口は左右とも残存している。放送用ジャンパ線受は、新製時のままステップ一体型となっている。テールライトは新製時より外ばめ式である。タイフォンは新製時よりシャッター式となっている。
側面は、ほぼ原形のままである。
屋根上も、ほぼ原形である。
床下もほぼ原形である。油タンク・水タンクともに原形である。スノープロウは複線用を取り付けている。

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