キハ28 459 → キハ28 2459



1966年6月3日新潟鐵工製の7-1次車で、昭和40年度第2次債務で美濃太田機関区に新製配置された。同一ロット458・459両車とも美濃太田へ配置された。美濃太田では急行「のりくら」を始めとした高山本線の急行を中心に、名古屋起点の急行で活躍した。1972年11月2日付で冷房化及び4VK電源装置取り付けを行い2459へ改番されている。その後も長く美濃太田に在籍したが、国鉄最後の「61-11改正」で急行「のりくら」の運用がすべて名古屋へ移管されることになり、当車は1986年11月1日付で名古屋へ転出した。そしてそのままJR東海へ継承された。JR化後も引き続き急行「のりくら」や武豊線の普通列車で活躍したが、1990年3月にキハ85系が投入され「のりくら」が全廃された以降は武豊線の普通列車や快速「みえ」の増結等で活躍した。1994年にはキハ75の増備によりキハ58系一般車による快速「みえ」の増結の機会もなくなり、当車は伊勢の初期車と交代することになり1994年度中に伊勢へ転出した。以降は紀勢本線・参宮線の運用で長く活躍した。当車はJR東海のキハ58系最末期まで活躍し、紀勢本線がキハ40系・キハ11に置き換えられた1999年3月で余剰となり、1999年12月6日付で廃車となった。

前面は、後期車であり前面補強が未施工である。ワイパーはWP50へ更新されそれに伴い運転室窓下の手すりが極小のものとなっているのは、名古屋地区の特徴である。制御用ジャンパ受栓は、左右離れた位置へ移設されている。放送ジャンパ受栓は、ステップ一体型となっている。タイフォンカバーは、原形のシャッター式カバーである。テールライトは、新製時より外ばめ式である。
側面では、乗降ドア隅の丸窓が鉄板で塞がれている。3位側側面に、4VK発電セット用の吸気口が設置されている。
屋根上は、標準的な冷房車の形態である。
床下は、4VK冷房電源装置を取り付けたキハ28の標準形態である。油タンクは原形である。水タンクはFRP製のものに交換されている。1990年以降のJR東海標準で、床下機器が台車を含めグレーで塗装されている。


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