キハ28 464 → キハ28 2464



1966年6月23日新潟鐵工製の第7-1次車で、昭和40年度第2次債務で千葉気動車区へ配置された。同一ロット464〜467全車が千葉へ配置された。千葉へは房総地区夏季海水浴輸送用の仮配置で、夏季輸送終了後には兄弟共に米子に正式配置された。米子では山陰本線系の急行で使用され、急行「だいせん」「伯耆」「たんべ」等で使用され、1972年7月5日付で冷房化及び4VK電源装置取り付けが行われ2464へ改番された。その後も国鉄末期まで米子で活躍したが、「60-3改正」で急行「さんべ」が大幅に減車され小郡に移管された後は余剰気味となり、1986年3月3日付で鳥取へ転属し急行「白兎」「砂丘」「但馬」等で活躍した。国鉄最後の「61-11改正」で急行「白兎」は廃止されたが当車は引き続き残った急行や普通列車用として鳥取に残留し、そのままJR西日本へ継承された。JR化後も急行「砂丘」「但馬」の他山陰本線の快速・普通で使用され、1990年3月10日に一時米子へ転出したが、1990年度中に鳥取へ戻っている。1993年の急行「砂丘」のアコモ改造専用車化、1996年の急行「但馬」廃止後は主にローカル輸送で活躍した。しかし2001年に後藤の運用がキハ126に置き換えられ、同区の検査期限が残っている車両が鳥取へ転入し、玉突きで当車は2002年8月31日付で廃車となった。

前面は、米子時代に後藤工場標準形態の前面補強が施工されている。ワイパーはWP50へ更新され、運転台側正面窓下手すりは後藤工場標準のやや短い手すりに交換された後藤工場標準スタイル。正面窓上の通風口・水切りは撤去されている。制御ジャンパ受栓及びステップの位置は、後藤工場標準の位置にある。放送ジャンパは、原形のままステップ一体型である。タイフォンカバーは原形のシャッター式である。テールライトは新製時より外ばめ式である。
側面はほぼ原形である。3位側側面に、4VK発電セット用の吸気口が設置されている。
屋根上は、全ての通風器がガーランドベンチレーターに交換されている。
床下は、4VK冷房発電ユニットが設置されている。水タンクは新型のFRP製のものに交換されている。


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