キハ56 18



1961年10月20日新潟鐵工製の2次車で、昭和36年度本予算(残)で苗穂機関区に新製配置された。同一ロット17・18両車とも苗穂へ配置された。苗穂では北海道全域の急行で使用された。1967年には札幌運転区の拡充により一部運用が移管され、当車も札幌へ転出したが、「ヨンサントオ改正」に伴う受け持ち区変更により釧路へ転属した。釧路では急行「狩勝」「ノサップ」「しれとこ」で長く活躍し、1980年以降は根室本線・釧網本線の普通列車でも活躍した。しかし国鉄最後の「61-11改正」では急行「ノサップ」のキハ53単行化や急行「しれとこ」「狩勝」の快速格下げが行われると余剰となり、1986年12月27日付で廃車となった。

前面は、釧路工場で前面補強されている。ワイパーは、WP50に改造されており、正面窓下の手すりは運転席側のみ短くなっているのは釧路の特徴である。デフロスタは北海道標準で左右両側に取り付けられている。当車は温水暖房付きの制御用ジャンパ受栓を取り付けている。放送ジャンパ受栓は、タイフォン横ステップ下部に台座付きで設けられている。タイフォンカバーは、原形のシャッター式カバーである。テールライトは原形の内ばめ式である。正面窓上の通風口は両側とも残存している。
側面はほぼ原形のままであり、原形の戸当たりレール2本のドアが付いている。
屋根上では、水タンクは、北海道で良く見られる角型の形状へ変更されている。
床下は原形のままである。


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