キハ56 137



1966年5月16日新潟鐵工製の6-6次車で、昭和40年度第1次債務で苗穂機関区に新製配置された。同一ロットは当車のみである。苗穂では北海道全域の急行で長く使用され、国鉄末期に急行削減後は次第に普通列車でも活躍するようになり、そのままJR北海道へ継承された。JR化後は急行増結や普通列車・波動輸送で活躍したが、運用の減少に伴い老朽車を置き換えるため1991年3月16日付で旭川へ転属した。旭川では主に波動用で使用されたが長く活躍せず、普通列車のワンマン化・短編成化が進んだことや、波動輸送の減少により後期車が他区から転入したことから余剰となり、1992年5月16日付で廃車となった。


近郊化改造車であることから函館本線・札沼線などの普通列車で使用された。しかし721系電車増備に伴い架線下気動車普通列車の電車化が進み、1992年5月16日付で廃車となった。

前面は、苗穂工場で前面補強されている。ワイパーは、WP50に改造されており、正面窓下の手すりは左右ともに短い手すりに改造された、苗穂工場標準の形態である。デフロスタは北海道標準で左右両側に取り付けられている。当車は温水暖房付きの制御用ジャンパ受栓を取り付けている。放送ジャンパ受栓は、原形のステップ一体型となっている。タイフォンカバーは、原形のシャッター式カバーである。テールライトは新製時より外ばめ式である。正面窓上の通風口は左右とも撤去されている。
側面は、乗降扉は原形の戸当たりレール2本のものが付いているが、扉下部隅の丸窓は撤去されている。側面のサボ挿しは従来の扉脇のものは撤去され車体中央部窓間下部へ移設されている。便所側面には、汚物処理装置の点検蓋が取り付けられている。
屋根上では、水タンクは、北海道で良く見られる角型の形状へ変更されている。
床下はほぼ原形であるが、後位側に汚物処理装置が取り付けられている。


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