キハ58 119



1962年3月23日富士重工製の3次車で、昭和36年度利用債で名古屋機関区へ配置された。同一ロット117〜119全車が名古屋へ配置されている。名古屋では、新設された中央西線急行「しなの」等で使用開始した。しかし1963年には早くも名古屋に長大編成対応の400番台が投入されることになり、同一ロットの117〜119揃って遠く人吉へ転出し、新設される急行「くまがわ」に使用されるようになった。1970年には冷房化され、その後も長く人吉で使用された。しかし国鉄最後の「61-11改正」で編成の短縮及び指定席車のアコモ改造により後期車が転入したことにより余剰となり、1987年3月14日付で廃車となった。

イラストは1980年の状態である。
前面は、前面補強されていない。ワイパーは原形のWP35のままで、正面窓下の手すりも原形のままである。制御用KE53ジャンパ受栓はタイフォン下部で寄り添う位置へ移設されている。放送用ジャンパ受栓は設けられておらず、ケーブルは標識灯掛けに引っ掛けられていた。タイフォンカバーは、原形のスリット状カバーを装備する。
側面はおおむね原形である。
屋根上は標準的な冷房車の形態であり特筆すべき点はない。
床下もほぼ原形のままである。


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