キハ58 176 → キハ59 501



1962年7月10日新潟鉄工製の3次車で、昭和36年度第3次債務で小郡機関区へ配置された仲間の1両。同一ロット174〜177が同日に小郡へ配置されている。小郡では主に山口線系統の急行で使用され、急行「あきよし」で使用され、1979年に冷房化された。小郡配置は長く続き、「60-3改正」であきよしが廃止後は急行「さんべ」「ながと」として引き続き西山陰〜北九州連絡急行に使用され、そのままJR西日本へ継承された。JR化後間もなく、ジョイフルトレイン「ビバ ウェスト」の種車として活用されることとなり、1989年7月20日付でキハ59 501へ改造された。改造後も引き続き小郡に配置され、途中1995年10月1日には組織改正で山口鉄道部配置となる。そして老朽化のため、1999年3月31日に廃車となった。

前面は、鋼体への改造を最小限にした改造が施されているが、国鉄時代改造の「ふれあいパル」とは異なり、種車の形態は残していない。
屋根上は、改造時に冷房装置脇の通風器が全て撤去されており、代わりにクーラー間に3基の換気扇が取り付けられている。
側面は、当時のJR西日本で流行した横長の連続風窓に改造されているが、それ以外は比較的原形を保っている。この種のジョイフルトレインでは前位側の乗降扉を廃止する傾向が多いが、当車は残置したままである。
床下は、前位側にスカートが取り付けられた以外、ほぼ原形である。


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