キハ58 246




1962年12月13日新潟鉄工製の4次車で、昭和37年度民有債で大分機関区へ配置された。同一ロット244〜247全車が大分へ配置され、主に九州横断の急行列車に使用された。当車は生誕から現在まで九州のみに配置された。九州では比較的遅い1971年度に冷房化改造されたものと思われる。引き続き急行「火の山」「由布」「西九州」等の横断急行で使用されたが、国鉄末期の急行短編成化により余剰となり、1986年11月改正でローカル輸送用として竹下へ移動し、そのままJR九州へ継承された。JR化後すぐの1987年度末には運用移管で直方へ移動し、筑豊地区のローカル輸送で使用され、1989年度には九州色へ変更された。晩年は筑豊本線・日田彦山線を中心に普通列車で運用されたが、1994年に長崎へキハ200が新製された際の転配で余剰となり、1994年12月19日付で廃車となった。

前面は、九州タイプの前面補強が施工されている。ワイパーは原形のWP35のままで、正面窓下の手すりも原形のままである。ステップの位置や制御用KE53ジャンパ受栓の位置等、九州標準の形態。放送用ジャンパ受栓は、後期車同様のステップ一体型となっている。タイフォンカバーは、スリット状ながら、下部の形状が若干異なる、九州タイプを装備する。貫通扉にヘッドマークステイは取り付けられていない。
屋根上は排気口が屋根より若干飛び出している以外ほぼ原形である。
側面はおおむね原形である。
床下では、前位側へスカートの取り付けが行われているのは九州の共通事項。機関は原形のDMH17Hエンジンを装備しているが、機関予熱器は撤去されている。


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