キハ58 295 → キロ59 552



1963年4月13日日本車輌製の4次車で、昭和37年度第1次債務で小郡機関区へ配置された仲間の1両。同一ロット293〜297では295・296が同日に小郡へ配置されている。小郡では主に山口線系統の急行で使用され、急行「あきよし」で使用された。この状態は長く続き、「60-3改正」であきよしが廃止後は急行「さんべ」「ながと」として引き続き西山陰〜北九州連絡急行に使用された。そのままJR西日本へ継承された。JR化後広島地区でジョイフルトレインの計画があり、これには比較的車齢の高い車両が選ばれ、当車が1988年7月18日付でキロ59 552として改造され、広島に配置された。その特徴のある姿に改造後は西日本各地で団体列車として使用されたが、いかんせん車齢が高いこともあり、老朽化から2003年7月25日付で廃車となった。

車体は徹底的に改造されており、床下機器以外はキハ58の面影は殆ど見当たらない。その特徴のある顔立ちは、キハ58系の中ではトップクラスのインパクトであった。乗降扉が折戸のキハ58系というのも珍しい。相方の553との違いは、後位側の乗降扉が逆サイドであることと、油タンクが原型であることくらいであった。

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