キハ58 458



1963年12月6日新潟鉄工製の5-2次車で、昭和38年度本予算で新潟運転所に新製配置された。同ロット456〜458全車が新潟へ配置された。新潟では急行「赤倉」をはじめ、急行「羽越」「いいで」「うおの」等で長く使用された。しかし「55-10改正」以降各地で余剰となった冷房キハ58が新潟へ転入した関係で捻出され、1980年11月19日付で大分へ転出した。大分ではキハ55系を置き換え、久大本線や豊肥本線で普通列車に使用された。しかしその後も急行の削減により冷房キハ58に余剰が発生するとこれに置き換えられ、1987年3月30日付で廃車となった。

前面は、前面補強が施工されていない。ワイパーは強化型のWP50に更新され、それに伴い手すりが若干下がっているのは、新潟地区の標準スタイルである。放送用ジャンパ受栓は、ステップ下部に設置されている。テールライトは原形の内ばめ式のままである。タイフォンはスリット式のままである。放送用ジャンパ栓納め取り付けられておらず、ケーブルは標識灯掛け等に引っ掛けられていた。当車は制御用KE53ジャンパ栓納めの位置が、冷房車に準じタイフォン下部で左右離れた位置に移設されている。
側面は、新潟タイプのやや小さい運転席側窓バランサー点検蓋が取り付けられている。
屋根上は、新潟及び初期の金沢地区で見られた平らな形状のものに交換されている。
床下はほぼ原形である。


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