キハ58 459



1963年10月31日東急車輌製の5-2次車で、昭和38年度本予算で新潟運転所に新製配置された。同ロット459・460両車とも新潟へ配置された。新潟では急行「赤倉」をはじめ、急行「越後」「羽越」「いいで」「うおの」等で使用された。新潟での活躍は長く続き、「57-11改正」での急行「赤倉」廃止により余剰となり、1982年11月20日付で中込機関区へ転出した。中込ではキハ55に代わり小海線で活躍をし、そのままJR東日本へ継承された。JR化後も引き続き中込配置で小海線で使用され、1991年4月1日付で組織改正で中込運輸区は小海線営業所へ変わった。しかし1990年より始まったキハ110系投入により余剰となり、1992年7月1日付で廃車となった。

前面は、前面補強未施工である。ワイパーは強化型のWP50に更新され、それに伴い手すりが若干下がっているのは、新潟地区の標準スタイルである。正面窓上の通風口・水切りは原形のままである。タイフォンカバーは、新潟時代の竹槍状の筒が外され、長野地区特有の形状のスリット状のカバーとなっている。放送用ジャンパ受栓は、中込転出後テールライト下付近へ移設されている。テールライトは新潟時代に外ばめ式に改造されている。デフロスタは、運転席側のみ設置されている。なお当車は中込時代に種別表示幕の横に携帯式列車無線アンテナ挿しが設置されており、JR化初期の伊勢・亀山・中込配置経歴車の特徴である。
側面はほぼ原形であるが、中込時代に、車体中央部の5枚目と6枚目の客室窓間下にサボ挿しが取り付けられている。
屋根上は、水タンクが新潟地区特有の平べったいものに交換されている。
床下では、ほぼ原形である。新潟時代のスノープロウは中込では撤去されている。


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