キハ58 565



1964年10月31日新潟鉄工製の6-3次車で、昭和39年度本予算で新潟運転所に新製配置された。同ロット565〜568全車が新潟へ配置された。新潟では急行「赤倉」をはじめ、「越後」「羽越」「いいで」「うおの」等で使用された。「57-11改正」で新潟地区の急行が大幅削減された後は残った急行「べにばな」「あがの」やキハ55系に代わり磐越西線・米坂線の普通列車で主に使用されたが、「59-2改正」での減車減便で余剰となり、1984年3月24日付けで富山へ転出した。富山ではキハ55系に代わり大糸線の普通列車で使用されるようになった。そしてそのままJR西日本へ継承された。JR化後直後の1987年度には近郊化改造され、高山線で使用されるようになった。後に塗装も高山線色化されている。他の富山配置の非冷房車は大糸線用となったのとは対照的であった。しかし1991年9月の七尾線電化により捻出された冷房・近郊化改造キハ58がワンマン化の上高山線に転入し、当車は1992年11月30日付で廃車となった。

前面は、新潟地区標準の前面補強がされている。ワイパーは強化型のWP50に更新され、それに伴い手すりが若干下がっているのは、新潟地区の標準スタイルである。正面窓上の通風口は左右とも現存しているが、水切りは撤去されたJR西日本金沢支社スタイルである。タイフォンカバーはシャッター式のままである。テールライトは外ばめ式に改造されている。デフロスタは運転席側のみに設置されている。
側面は、ほぼ原形のままである。
屋根上は、水タンクが新潟地区特有の平べったいものに交換されている。
床下では、ほぼ原形のままである。新潟時代のスノープロウは高山線では撤去されている。


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