キハ58 580



1965年1月14日帝国車両製の6-3次車で、昭和39年度本予算で郡山機関区へ配属された。同一ロット580〜584全車が郡山へ配置された。郡山では東北本線南部の急行「いいで」、「いなわしろ」等で使用され、最後まで郡山地区を離れることはなかった。「57-11改正」で急行が大削減された後は、キハ55系の置き換えとして磐越西・東線・只見線で使用され、そのままJR東日本へ継承された。JR化後も引き続き郡山配置で前述の各路線で普通列車で使用された。しかし当車は機関換装の対象とならず、1990年より始まったキハ110系投入により玉突きで流れてきた他のキハ58系に置き換えられ1992年12月1日付で廃車となった。

前面は、助手席側正面窓上の通風口が撤去されており、晩年のJR東日本の標準スタイルである。前面補強は施工されていない。ワイパーは強化型のWP50に更新されており、そのため正面窓下の手すりの位置が大きく下がっているのは、郡山工場の標準スタイルである。タイフォンカバーは新製時からのシャッター付である。テールライトは内ばめのままである。放送用ジャンパ受栓は原形のステップ一体型である。デフロスタは運転席側のみに取り付けられている。
屋根上はほぼ原形のままである。
側面はほぼ原形である。
床下では、単線用スノープロウを取り付けている以外はほぼ原形である。


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