キハ58 581



1965年1月14日帝国車両製の6-3次車で、昭和39年度本予算で郡山機関区へ配属された。同一ロット580〜584全車が郡山へ配置された。郡山では東北本線南部の急行「いいで」、「いなわしろ」等で使用された。「57-11改正」で急行が大削減された後は、キハ55系の置き換えとして磐越西・東線・只見線で使用され、そのままJR東日本へ継承された。JR化後も引き続き郡山配置で前述の各路線で普通列車で使用された。1990年より始まったキハ110系投入により余剰となるが、当車は他区の機関換装工事に伴う予備車確保のため活用されることになり、1991年3月16日付で新庄へ転属した。新庄では陸羽西線・陸羽東線・奥羽本線で活躍したが、機関換装工事が終わると余剰となり、1993年1月4日付で廃車となった。

前面は、助手席側正面窓上の通風口が撤去されており、晩年のJR東日本の標準スタイルである。前面補強は新津タイプであり、郡山配置車では珍しい。ワイパーは強化型のWP50に更新されており、そのため正面窓下の手すりの位置が若干下がっており、新潟地区特有の形状である。タイフォンカバーは新製時からのシャッター付である。テールライトは内ばめのままである。放送用ジャンパ受栓は原形のステップ一体型である。デフロスタは左右両側に取り付けられている。また当車は新庄配置であるが、快速「いでゆ」用なのか、ヘッドマークステイが取り付けられている。
屋根上はほぼ原形のままである。
側面はほぼ原形である。
床下では、単線用スノープロウを取り付けている以外はほぼ原形である。


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