キハ58 631



1965年5月8日新潟鉄工製の6-4次車で、昭和39年度第3次債務で新潟運転所へ配置された。同一ロット628〜631のうち、630・631が新潟へ配置されている。新潟では急行「赤倉」をはじめ、「越後」「羽越」「いいで」「うおの」等で使用された。「57-11改正」で新潟地区の急行が大幅削減された後はキハ55系に代わり磐越西線・米坂線の普通列車で主に使用され、そのままJR東日本に継承された。JR化後も用途は変わらず使用されたが1990年よりキハ110系の大量投入により各地より冷房キハ58やキハ40系が転入し、当車は塗装変更・機関換装されないまま1992年6月1日付で廃車となった。当車は新製から廃車まで一貫して新潟地区を離れなかった。

前面は、新潟地区標準の前面補強がされている。ワイパーは強化型のWP50に更新され、それに伴い手すりが若干下がっているのは、新潟地区の標準スタイルである。正面窓上の通風口・水切りは原形のままである。タイフォンカバーは新潟後期タイプの、下半分メッシュ状の筒を被せた形状となっている。テールライトは外ばめ式に改造されている。デフロスタは、新潟地区標準で、左右両側に付いている。
側面は、ほぼ原形のままである。
屋根上は、水タンクが新潟地区特有の平べったいものに交換されている。
床下では、単線用スノープロウを取り付けている以外は原形のままである。


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