キハ58 695



1965年9月22日日本車輌製の6-5次車で、昭和40年度第1次民有で秋田運転区へ配置された。同一ロット695〜699全車が秋田へ配置されている。秋田では奥羽本線・羽越本線の幹線急行で使用された。1967年度末に車両入れ替えで同ロットの他の仲間は軒並み関西・山陰地区へ転出するが、当車は引き続き秋田に残留した。秋田では急行「しらゆき」「おが」をはじめ、奥羽本線・羽越本線の幹線急行で使用された。「57-11改正」では幹線急行は軒並み廃止され余剰となり、飯山線のキハ55系置き換えのため11月19日付で長野へ転出した。長野では飯山線の急行「野沢」や普通列車で使用された。そしてそのままJR東日本へ継承された。JR化後も引き続き飯山線で使用されたが、1990年より始まったキハ110系投入による車両転配で余剰となり、当車は機関換装の対象とならず、1993年9月27日付で廃車となった。廃車後はサハリンへ譲渡された。

前面は、前面補強がされていない。ワイパーは強化型のWP50に更新されているが、手すりの位置は変わっておらず、土崎工場の標準スタイルである。正面窓上の通風口は、助手席側のみ撤去されている。タイフォンカバーは最後までシャッター付きである。テールライトは外ばめ式に改造されている。放送用ジャンパ受栓は土崎標準の、テールライトの外側付近へ移設されているが、長野時代に台座は撤去されている。デフロスタは、運転席側のみに付いている。
側面はほぼ原形であるが、秋田時代に汚物処理装置を取り付けていた関係で、その点検蓋が便所側面に残っている。
屋根上はほぼ原形のままである。
床下もほぼ原形である。


キハ58イラストのページへ戻る

キハ58系のページへ戻る

ホームへ戻る