キハ58 781



1966年5月17日日本車両製の7-1次車で、昭和40年度第2次債務で苗穂機関区へ配置された。同一ロット778〜781全車が苗穂へ配置されている。苗穂へは北海道夏季輸送の仮配置であり、夏季輸送終了後9月20日付で本来の配置区である小牛田機関区へ異動した。小牛田では急行「たざわ」「陸中」「千秋」等の東北本線北部の幹線急行で使用された。東北新幹線開業の「57-11改正」以降は同小牛田区でキハ55系の置き換えとして、普通列車用に使用されるようになり、そのままJR東日本へ継承された。JR化後は、引き続き小牛田配置で仙台近郊ローカルに使用され、快速「南三陸」「いでゆ」等にも使用された。1990年より始まったキハ110系投入による車両転配で小牛田区には大量の冷房キハ58系が転入し当車は余剰となり、1993年2月1日付で廃車となった。

前面は、助手席側正面窓上の通風口が撤去されており、晩年のJR東日本の標準スタイルである。前面補強は国鉄時代の郡山工場標準タイプである。ワイパーは強化型のWP50に更新されており、そのため正面窓下の手すりの位置が大きく下がっているのは、郡山工場の標準スタイルである。タイフォンカバーは新製時からのシャッター付である。テールライトは新製時から外ばめである。放送用ジャンパ受栓は原形のステップ一体型のままである。小牛田時代に、快速「南三陸」「いでゆ」用のヘッドマークステイが取り付けられている。
側面は乗降ドア下部の丸窓が、鉄板で塞がれている以外はほぼ原形である。
屋根上はほぼ原形のままである。
床下では、複線用スノープロウを取り付けている以外はほぼ原形である。


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