キハ58 784



1966年5月21日日本車両製の第7-1次車で、昭和40年度第2次債務で苗穂機関区へ配置された。同ロット782〜785全車が北海道で暫定使用され、その後782は小牛田へ、783〜785は美濃太田へ正式配置された。当車は苗穂で北海道夏季輸送に使用された後に1966年9月11日付で美濃太田へ正式配置された。美濃太田では急行「のりくら」を中心に高山本線で活躍した。1971年に冷房化されている。国鉄末期には急行「のりくら」は徐々に格上げ・廃止され、「61-11改正」では急行運用は名古屋へ集約されることから1986年10月27日付で名古屋へ転出し、そのままJR東海へ継承された。JR化後も引き続き主に急行「のりくら」で使用されたが、1989年3月ダイヤ改正でキハ85系が投入され「のりくら」が1往復減便された際に余剰となり、後期車ながら真っ先に1989年9月11日付で廃車となった。

外観は、1両のみの特異なタイフォンカバーが目立つ
前面は、後期車であり前面補強されていない。ワイパーはWP50へ更新されそれに伴い運転室窓下の手すりが極小のものとなっているのは、名古屋地区の特徴である。タイフォンは新製時よりシャッター式である。テールライトは、当ロットは新製時より外ばめ式である。制御用ジャンパ受栓の位置は、名古屋地区標準の位置である。放送ジャンパは、名古屋地区標準でステップの下に設置されている。
側面では、ほぼ原形である。
屋根上は、標準的な冷房車の形態である。
床下機器も原形である。


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