キハ58 1141 → キハ58 7001



1969年1月10日富士重工製の8-4次車で、昭和43年民有債で大分機関区へ配置された。同ロット1141・1142のうち、当車のみ大分配置であった。大分では主に豊肥本線・久大本線の横断急行で使用され、1969年7月には早くも冷房化されている。その後も国鉄末期まで大分配置で急行「由布」「火の山」をメインに使用され、そのままJR九州へ継承された。JR化後はジョイフルトレインの種車に選ばれ、1988年2月26日付で「サルーンエクスプレスひのくに」へ改造されキハ58 7001へ改番された。以降は熊本へ配置され豊肥本線を中心に団体・臨時列車で活躍したが、1993年以降のJR九州のジョイフルトレイン政策の見直しにより余剰となり、1994年3月24日付で廃車となった。

前面は、前面補強が未施工となっている。ワイパーはWP35のままである。テールライト・ヘッドライトと通風口以外のパーツは撤去され、前面がつるつるになっている。貫通扉は交換されており、窓が大きくなり、またドアノブも窪んだ中に収められている。また貫通扉に愛称幕も設けられている。
屋根上は、排気口が屋根より若干飛び出していることと、前位側の通風器が撤去された以外、概ね原型である。
側面は大きく改造され、側窓がキハ65とサイズを合わせた若干大型の固定窓に変更されている。この窓の角のRは、2枚1組になるようにデザインされている。また前位側の乗降扉が撤去されている。
床下はほぼ原形のままである。


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