キハ58 1510



1968年2月14日日本車輌製の8-1次車で、昭和42年度本予算(追加)で秋田運転区へ配置された仲間の1両。同一ロットでは1509〜1511が同日に秋田へ配置されている。秋田では急行「おが」「しらゆき」等で使用された。東北新幹線開業に伴う「57-11改正」で急行廃止により余剰となり、キハ55系置き換えのため1982年11月15日付で富山へ転出した。富山では大糸線の普通列車でキハ55に代わり使用され、そのままJR西日本へ継承された。JR化後は「大糸色」へ変更され大糸線北部で専属で使用されたが、1990年以降JR東日本区間へ乗り入れる運用が減少し、1993年3月にはキハ52単行列車へ置き換えられ、1993年3月31日付で廃車となった。

前面は、前面補強は施工されていない。ワイパーはWP50へ更新されているが正面窓下の手すりは原形のままである。当車は1500番台では珍しくデフロスタが取り付けられているが、デフロスタの取付金具が左右に付いているタイプで更に珍しい。タイフォンカバーは新製時からのシャッター付である。
側面は、ほぼ原形である。
屋根上は、後位側デッキ上部の通風器が撤去され、水タンクも金沢地区標準の角ばったものに交換されている。
床下は、ほぼ原形である。


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