キハ58 1516



1968年3月21日新潟鉄工製の8-2次車で、昭和42年度第二次債務で青森運転所へ配置された仲間の1両。同一ロット1516〜1519全車が青森へ配置されている。青森では急行「しらゆき」等で使用された。1973年には青森運転所が手狭になったことから急行気動車は盛岡・秋田へ転出することとなり、当車は1973年10月1日付で秋田運転所へ転出した。秋田では冷房準備車であることから急行「しらゆき」自由席車や急行「おが」等で使用された。東北新幹線開業に伴う「57-11改正」で急行廃止により余剰となり、キハ55系置き換えのため1982年11月15日付で富山へ転出した。富山では大糸線の普通列車でキハ55に代わり使用され、そのままJR西日本へ継承された。JR化後は「大糸色」へ変更され大糸線北部で専属で使用されたが、1990年以降JR東日本区間へ乗り入れる運用が減少し、1993年3月にはキハ52単行列車へ置き換えられ、1993年3月31日付で廃車となった。

前面は、前面補強は施工されていない。ワイパーはWP50へ更新されているが正面窓下の手すりは原形のままである。当車は1500番台では珍しくデフロスタが取り付けられている。タイフォンカバーは新製時からのシャッター付である。なお放送用ジャンパ受栓は、ステップ下ながらオリジナルよりも横に受栓が追設されている。
側面は、ほぼ原形である。
屋根上は、冷房準備車の形態のまま手を加えられていない。
床下は、ほぼ原形である。


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