キハ65 11



1969年8月12日富士重工製の2次車で、昭和43年度第4次債務で竹下気動車区へ配置された。同一ロット11〜13全車が竹下へ配置されている。竹下では長崎本線系統の急行で主に活躍したが、同線は比較的平坦であることから、1970年に大分へ転属し、豊肥本線・久大本線の急行「由布」「火の山」を中心に活躍するようになった。大分での活躍は長く続き、そのままJR九州へ継承された。JR化後も引き続き急行「由布」「火の山」で活躍し、1988年8月26日付で回転クロスシート化され、1989年12月29日には塗装も「九州急行色」へ変更された。しかし急行「由布」「火の山」はキハ185系投入により1992年7月15日のダイヤ改正で廃止され、当車は筑豊地区で普通列車・波動用として使用されることとなり、同改正日付で直方へ転属した。直方では九州急行色のまま普通列車で使用された。1995年3月には鹿児島との間で車両交換があり、当車は鹿児島へ転出した。鹿児島では「九州色」に塗装変更され主に指宿枕崎線の普通列車で使用されたが、1997年11月29日のダイヤ改正で香椎線にキハ200系が投入された際の車両転配で余剰となり、1998年3月26日付で廃車となった。

前面は、冷房電源用ジャンパ受栓及び制御用ジャンパ受栓の位置が、3次車以降と同様の位置へ移設されている。貫通扉には鹿児島地区標準のフック式ヘッドマークステイが取りつけられている。放送用ジャンパ受栓は、小倉工場標準のタイフォン上部へ移設されている。
側面はほぼ原形のままであるが、タブレットキャッチャー取り付け台座及びタブレット保護板が撤去されている。
屋根上はほぼ原形のままであるが、九州標準で排気煙突が屋根から上部へ延長されている。
床下はほぼ原形であるが、スカート下のスノープロウが撤去されている。


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