キハ65 13



1969年8月12日富士重工製の2次車で、昭和43年度第4次債務で竹下気動車区へ配置された。同一ロット11〜13全車が竹下へ配置されている。竹下では長崎本線系統の急行で主に活躍したが、同線は比較的平坦であることから、1970年に大分へ転属し、豊肥本線・久大本線の急行「由布」「火の山」を中心に活躍するようになった。大分での活躍は長く続き、そのままJR九州へ継承された。JR化後も引き続き急行「由布」「火の山」で活躍し、1988年11月5日付でリクライニングシート化され塗装も「九州急行色」へ変更された。しかし急行「由布」「火の山」はキハ185系投入により1992年7月15日のダイヤ改正で廃止され、当車は急行「えびの」「くまがわ」で活用されることになり同改正日付で熊本へ転属した。1993年頃より急行「えびの」「くまがわ」は青色ベースにロゴ入りの専用色となり、当車も変更された。2000年3月のダイヤ改正で急行「えびの」が廃止され、車体のロゴも「くまがわ」のみのものに変更された。しかしその急行「くまがわ」も2004年3月のダイヤ改正「九州横断特急」に格上げされ廃止され、当車も2004年8月5日付で廃車となった。

前面は、冷房電源用ジャンパ受栓の位置が低い初期タイプのまま残っている。貫通扉には急行「えびの」「くまがわ」用のヘッドマークステイが取りつけられている。放送用ジャンパ受栓は、小倉工場標準のタイフォン上部へ移設されている。
側面はほぼ原形のままであるが、タブレットキャッチャー取り付け台座が撤去されている。
屋根上はほぼ原形のままであるが、九州標準で排気煙突が屋根から上部へ延長されている。
床下はほぼ原形であるが、スカート下のスノープロウが撤去されている。


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