キハ65 16



1970年2月13日日本車輌製の3次車で、昭和44年度第2次債務で竹下気動車区へ配置された。同一ロット14〜16全車が竹下へ配置されている。竹下では長崎本線系統の急行で主に活躍したが、同線は比較的平坦であることから、1972年11月18日付で熊本へ転属し、急行「えびの」の冷房化を推進した。熊本では国鉄末期まで急行「えびの」で活躍し、そのままJR九州へ継承された。JR化後は1987年10月16日付でリクライニングシート化され、1989年11月28日付で「九州急行色」へ変更されている。そして引き続き急行「えびの」「くまがわ」で活躍した。1993年1月27日には新たに設定された「シーガイア」色に変更されたが、当初はロゴが間に合わず、青一色で活躍した。しかし1994年3月には「シーサイドライナー」へのキハ200系投入により長崎から状態の良いキハ65が転入し、当車は1994年12月19日付で廃車となった。

前面は、ほぼ原形のままであるが、急行「えびの」「くまがわ」用のフック式ヘッドマークステイが貫通扉に設置されている。
側面もほぼ原形のままであるが、タブレットキャッチャー台座及び保護板が撤去されている。
屋根上はほぼ原形のままであるが、九州標準で排気煙突が屋根から上部へ延長されている。
床下は、「シーガイア」色に変更された際、全面黒色に塗装されている。スカート下部のスノープロウは撤去されている。当車は「シーガイア」色に変更された際、スカートが濃いグレーに塗装されたまま一生を終えている。


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