キハ65 21



1970年2月24日日本車輌製の3次車で、昭和44年度第2次債務で大分機関区へ配置された。同一ロット21〜24のうち、21〜23が大分へ配置された。大分では主に豊肥本線・久大本線の横断急行で国鉄末期まで長く使用され、そのままJR九州へ継承された。JR化後も引き続き急行「由布」「火の山」で活躍し、1988年11月3日付でリクライニングシート化され塗装も「九州急行色」へ変更された。しかし急行「由布」「火の山」はキハ185系投入により1992年7月15日のダイヤ改正で廃止され、当車は急行「えびの」「くまがわ」用に熊本へ転出した。また転属後は1993年度に急行用に「シーガイア色」へ塗装変更されている。その後は急行「えびの」「くまがわ」の縮小と共に長間を減らしていったが、2000年3月のダイヤ改正で急行「えびの」が廃止されると当車は余剰となり、2001年3月1日付で廃車となった。

前面は、ほぼ原形であるが、放送用ジャンパ受栓は、小倉工場標準のタイフォン上部へ移設されている。「えびの」「くまがわ」用のヘッドマークステイが貫通扉に取り付けられている。
側面はほぼ原形のままであるが、タブレットキャッチャー取り付け台座が撤去されている。また客室強制換気口が埋められている。
屋根上はほぼ原形のままであるが、九州標準で排気煙突が屋根から上部へ延長されている。
床下はほぼ原形であるが、スカート下のスノープロウが撤去されている。また「シーガイア」塗装車は床下機器が濃いグレーで塗装されている。


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