キハ65 55 → キハ65 8001



1970年5月12日日本車輌製の4次車で、昭和44年度第3次債務で都城機関区へ配置された。同一ロット53〜55全車が都城へ配置されている。都城へは同区が担当していた急行「えびの」冷房化のための配置で、これにより同急行は冷房化が進められた。以降国鉄末期まで長らく都城で急行「えびの」で活躍し、そのままJR九州へ継承された。JR化後は、1988年3月のダイヤ改正で急行「えびの」の運用は熊本へ統合されることになったが、当車は編成見直しにより熊本へは移動せず、1988年3月で鹿児島へ転属した。鹿児島では主に指宿枕崎線の普通列車で活躍したが、平坦線である同線ではキハ65は過剰スペックであり、ジョイフルトレインへ転用されることとなり1988年10月28日付で「ふれあいGO」へ改造され、「キハ65 8001」へ改番された。改造後は直方へ配置され主に団体列車で活躍したが、特急列車のグレードアップによりジョイフルトレインが陳腐化してきたこと、併結相手となる急行が減少したこと、種車が老朽化しスピードアップもままならないことから使用停止となり、1994年12月19日付で廃車となった。

前面は、正面窓上の手すり、幌枠、標識灯掛けの高さにあった手すりは、改造時に撤去されている。
側面は、大幅な改造がなされており、前位側の乗降ドア1枚が埋められ、また側窓も独特のユニット窓に改造されている。また1位側に残った乗降ドアは、ステップなしに改造されている。
屋根上はほぼ原形のままであるが、九州標準で排気煙突が屋根から上部へ延長されている。
床下はほぼ原形であるが、スカート下のスノープロウが撤去されている。


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