キハ65 69



1971年3月17日日本車輌製の5次車で、昭和45年度第1次債務で高松運転所へ配置された。同一ロット68〜70全車が高松へ配置されている。高松では比較的平坦な徳島地区を除く四国全域の急行列車の冷房化に使用された。この状態は国鉄末期まで長く続いたが、国鉄最期の「61-11改正」時にキハ185系投入により急行が大幅に削減され当車は余剰となり、徳島の車齢の高いキハ28を置き換えるべく1986年10月25日付で徳島へ転出し、そのままJR四国へ継承された。JR化後は徳島で急行「阿波」を中心に活躍したが、1989年7月のダイヤ改正では特急「うずしお」増発により急行「阿波」は大幅に削減されキハ65は大量に余剰となるが、当車は引き続き急行「よしの川」用として徳島に残留した。しかしその急行「よしの川」も特急格上げで廃止されることになり、他のキハ65は廃車となるなか当車はローカル運用に転用されることになり、1998年3月14日付で松山へ転属した。松山では予讃線・土讃線の普通列車で使用されたが徐々に運用は減少していったが当車は最期まで使用された。しかし最後は2007年の1500形増備による車両転配により余剰となり、2009年3月31日をもって廃車となった。

前面は登場時ほとんど変わっていない。
側面もほぼ原形のままであるが、タブレットキャッチャーの取り付け座及びドア横の保護板が撤去されている。
屋根上はほぼ原形のままである。
床下はほぼ原形である。四国では珍しく晩年までスカート下のスノープロウが残っていた。1990年代中盤より台車等を含めた床下機器がグレーで塗装されている。


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