キハ65 501 → キハ65 7001



1969年8月20日富士重工製の2次車で、昭和43年度第5次債務で松本運転所へ配置された。同一ロットは当車のみである。松本へは急行「アルプス」の冷房化のため投入された。当車が投入された当時既に中央東線は電化されており架線下気動車急行であったが、「50-3改正」で全て電車化されることになり、当車は1975年9月1日付けで大分運転所へ転属した。大分では急行「由布」「火の山」で国鉄末期まで活躍し、そのままJR九州へ継承された。JR化後も引き続き「由布」「火の山」で活躍したが、予備車活用でジョイフルトレインへ転用されることとなり1988年2月26日付で「サルーンエクスプレスひのくに」へ改造され、「キハ65 7001」へ改番された。改造後はその名の通り熊本へ配置され主に団体列車で活躍したが、特急列車のグレードアップによりジョイフルトレインが陳腐化してきたこと、併結相手となる急行が減少したこと、種車が老朽化しスピードアップもままならないことから使用停止となり、1994年3月24日付で廃車となった。

前面は、テールライト・ヘッドライトと通風口以外のパーツは撤去され、つるつるになっている。貫通扉は交換されており、窓が大きくなり、またドアノブも窪んだ中に収められている。また貫通扉に愛称幕も設けられている。
側面は大きく改造され、側窓が若干大型の固定窓に変更されている。この窓の角のRは、2枚1組になるようにデザインされている。また前位側の乗降扉が撤去されている。
屋根上はほぼ原形のままであるが、九州標準で排気煙突が屋根から上部へ延長されている。
床下はほぼ原形であるが、スカート下のスノープロウが撤去されている。


キハ58イラストのページへ戻る

キハ58系のページへ戻る

ホームへ戻る